伊達成実の著作
各著作を順にUPしていきます。リンクをたどってください。
政宗記およびその異本
伊達成実が「成実記」を著した、ということについては、つとに有名です。
奥書に寛永13年、寛永19年とあります。
これは政宗の業績を中心に、天正12年から文禄年間までの軍記部分と、それ以降の政宗の逸話中心の部分からなります。
異本も多くあるようですが、現在刊行されていて目にすることのできるのは
①「政宗記」 人物往来社 戦国史料叢書10 「伊達史料集上」に収載。
②「成実記」 仙台叢書刊行会 仙台叢書第3巻に収載。昭和49年宝文堂より復刊。new
③「政宗記」 仙台叢書刊行会 仙台叢書第11巻に収載。昭和49年宝文堂より復刊。
④「伊達日記」 群書類従合戦部第二十一揖に収載。
です。いずれも絶版ですが、大きな図書館にいくとあることがあります。一番見つけやすいのは④。県立クラスの図書館には大概あります。
後半の逸話部分が独立し、さらにさまざまな人の加筆が加えられたと思われるものに「政宗公御名語集」があります。これは宝文堂から読みやすい形で出版されています。
北海道伊達市の開拓記念館の所蔵に、「政宗公御軍配 伊達成実 自筆稿本(伊達家関係資料 916・35-1~2)」があります。
伊達成実覚書
ひょっとしたら「政宗記」等のタネ本かも、と想像してますが、中身は見たことがないのでご存知の方、お教えください。
所在は仙台市博物館下郡山家資料113「伊達成実覚書之内書抜」。
和歌
政宗は多くの詩歌を遺していますが、成実はどうでしょう。
管理人が知っているのは辞世
「古来より稀なる年に九つの余るも夢の中にこそありける」
の一首のみ。
下の民謡「さんさ時雨」の元歌が成実作の和歌という説もあり、高倉惇の宮城郷土史の「さんさしぐれ」の項に、
亘理重宗の「音もせで茅野の夜の時雨れ来て、袖にさんさと濡れかかるらん」
および
伊達成実の「音もなく松にあらしのはこびきて 萱野のしぐれぬれかかるらむ」
が元歌とする説があると紹介されています。
民謡
さんさしぐれか 茅野の雨か 音もせできて 濡れかかる ションガイナ
民謡「さんさしぐれ」は政宗の会津攻略の際にできたものだと言い伝えられますが、作者は、政宗説のほかに成実説があります。
成実の和歌を政宗が整えた、という合作説も。
地図
「仙道之図」という古地図がありますが、これは成実が作って政宗に献上したもだそうです。(正確には「作らせた」だとは思うが)
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